事業内容
石原ケミカルの原点は「界面化学」です
モノとモノの境目を界面と言います。そこには例えば水と油のように物性の違いがあります。互いを混ぜたいのなら混ざるように、逆に分けたいのなら分かれるようにする。これが界面化学です。人の役に立つように自由にコントロールする界面化学の技術により、私たちはテクノロジーの進歩に貢献してきました。
今後も界面化学を主軸にして、〈不可能を可能にする技術〉並びに〈生活をより豊かにする製品〉の開発を通じて社会に貢献していきます。
石原ケミカルの4つの事業
-
01
金属表面処理剤及び機器等
スマートフォンやタブレット端末などに使用される電子部品の表面処理に用いられる〈めっき液〉や機器等を製造・販売しています。いち早く環境に配慮した鉛フリーめっき液を開発するなど高い技術とシェアを誇っています。
-
02
電子材料
スマートフォンや液晶TVなどの電化製品を構成する電子部品等の材料を開発・製造しています。小型化・高性能化と同時に、コストダウンや環境に優しいものづくりを実現すべく研究に取り組んでいます。
-
03
自動車用化学製品等
快適なカーライフをサポートする自動車ケミカル品の製造・販売をしています。カーディーラーやガソリンスタンド、整備工場、ボディショップなどで使用されるプロユース製品を「ユニコン」ブランド製品として幅広く提供しています。
-
04
工業薬品
鉄鋼や石油化学、電子、公共事業などのあらゆる分野の課題を解決すべく提案・開発を行っています。生産性向上、コストダウン、環境対策などを解決すべく、メーカーと顧客とのコーディネーター的役割を果たしています。
経営理念
三つの開発(自己開発・商品開発・市場開発)
オフィスの各所に額入りで飾られている経営理念
石原ケミカルが業界内でも
トップクラスに成長できた3つの理由
トップクラスに成長するまでの過程
石原ケミカルが界面化学の分野でトップクラスになるまで、その道のりは大変なものでした。
当社は昔から技術系の人が多く、「これはおもろいな」「これは売れるで」という感じで開発に没頭する、そんな人の集まりでした。
高度経済成長期の石原薬品(石原ケミカルの前身)は自動車用化学製品が主力でした。国内で初めて自動車用つや出し剤や洗車と同時にワックスがかかるリンスワックスなど、当時では画期的な製品を次々と開発。
「これもあかん」「あれもあかん」と試行錯誤を繰り返しながら研究に没頭する光景は昔も今も変わらないかもしれません。
自動車産業の成長と共に、当社も少しずつ大きな会社になりました。
ところが、自動車産業の成長が頭打ちになると同時に、当社の自動車用ワックスも価格競争にさらされることに…
寝る間も惜しんで開発した製品をどうしても安く提供することができず、時代の変化に乗り遅れてしまいました。
いつ潰れてもおかしくないくらい会社は貧乏になりました。
小さな会社が生き残るためには何が必要か…。
残された道は、売上もまだ小さい「めっき液」でした。
「いつか必ずめっき液の時代が来る」
「そのときにナンバーワンになれるように今から研究開発に力を入れよう」
そんな思いでめっき液の研究開発に全力を注ぎました。
研究開発の主役は一人ひとりの社員。
だから会社としても個人のレベルアップを最優先し、全面的にサポートすることを決めました。
だからこそ経営理念である「三つの開発」の先頭は“自己開発”なのです。
その後、ITが急速に普及し、その流れと共に当社の技術があらゆる場面で活用されるようになりました。
もしあのとき自動車用ワックスを主力にし続けていたら…
次の時代に備えて、めっき液の研究開発をしなかったら…
間違いなく、いまの石原ケミカルは存在しません。
トップクラスに成長できた3つの理由
未だ世にない新しいものを生み出す研究開発力
社員の約3分の1が研究開発員
研究開発には、新しいものを生み出す、完成したものをさらに改良する、顧客のニーズに応えるなど様々な側面があります。一人で何役もこなせるに越したことはありませんが、各々の研究テーマに集中して取り組める環境づくりを最優先しています。その結果、現在では社員の約3分の1が研究開発員になっています。
売上高の約10%を研究開発費に投資
未だ世にない新しいものを生み出すには、それなりの時間や労力、資金が必要になります。
時代の変化に対応するためには、他社が生み出した技術を応用するのではなく、自ら新しいものを生み出すだけの研究開発力が不可欠です。他社の追随を許さない力をつけるためにも常に一定水準の投資をしています。
オンリーワンとナンバーワンを常に目指す体制づくり
研究開発は〈基礎研究〉〈分析〉〈アフターサービス〉に分業
〈基礎研究〉では新しいものを生み出すべく当社独自の研究を行い、今後新たな市場をとり、オンリーワンになるための基礎を築いています。〈分析〉は販売後に一定期間経過した製品を分析し品質管理を徹底、〈アフターサービス〉では不具合の調査や品質改善を行い、より良い製品・サービスを提供し、その分野のナンバーワンになるように努めています。
国内のみならず海外への積極的な市場開拓
現在、アジア圏を中心に販路を拡大しています。ナンバーワンになるためにはより良い商品を開発すると同時に、市場開拓が不可欠です。国内のみならず海外にも視野を広げて営業活動をしています。
自己開発を最優先した経営
スキルアップの機会を提供
毎日のタスク目標を設定し、その成果をレビューする「タスク管理表」による上司とのコミュニケーションを通したOJTをベースにスキルアップを図ります。また、スキルアップにつながるセミナーの参加を推奨し、自己啓発の金額的支援も行っています。その他ネイティブ講師を会社に招いて英会話レッスンの機会を提供したり、会社主導の集合研修も行っています。
活躍できる場の提供など職場環境の整備に励んでいます
自己申告制度により社員の声を聞き、働きやすい環境に改善するために新しい仕組みをつくったり、時には本人が活躍できるように配置転換をしたりしています。なお、〈時短勤務〉は育児と仕事を両立したいという社員の声から生まれた制度です。
数字で見る石原ケミカル
-
男女比
- 男性 177人(81.6%)
- 女性 40人(18.4%)
※正社員217名
-
平均年齢
- 男性 39.8歳
- 女性 36.1歳
-
20代の割合
- 47人(21.7%)
※正社員217名
-
研究開発員の割合
- 36%(正社員217名中78名)
-
製品売上高に対する研究開発費
- 10%
-
文系・理系の割合
- 文系 94人(43.3%)
- 理系 123人(56.7%)
※正社員217人中
-
化学系出身の割合
- 61人(28.1%)
-
大学院修士以上の割合
- 52人(24%)
-
関西圏出身(地元)の割合
- 137人(63.1%)
※兵庫・大阪・京都・奈良・和歌山・滋賀
-
新卒入社3年以内の離職率
- 約3%
※2001年から2018年で65名採用し、2名のみ
※上記結婚による退職者「1名」を除く -
育児休暇取得率
- 93%(15人中14人が取得)
※過去10年間
-
持ち家比率
- 80%(既婚者社員163人中130人)
写真で見る石原ケミカル
-
研究室
-
研修
-
昼休み
-
食堂
-
新入社員歓迎会
-
社員旅行
-
外観
-
コーヒータイム
-
社内風景
-
休日の部活
動画で見る石原ケミカル